埋設型枠工法における内部コンクリートの非破壊検査に関する実験的検討

摘要

表－3 に今回の実験における非破壊検査技術の適用性の結果一覧を示す。PCa パネルと現場打ちコンクリートの縁切れについては、シュミットハンマーによる反発度の測定や打音検査によって検知できることが分かった。また、かぶり、豆板、空洞については深さ15 ㎝程度であればRC レーダーによって検知できることが分かった。つまり、コンクリートテストハンマーとRC レーダーを複合して使用することで、かぶり、豆板、縁切れ、空洞を検知できるものと判断された。一方、今回の実験においてはコールドジョイントを模擬した位置については、検知することができなかった。