侵略的外来植物管理における非選択性除草剤の環境水中での残留特性

摘要

侵略的外来種のなかで、水陸両性植物であるォォバ ナミズキンバイは近年琵琶湖流域などで確認され、生息 域の拡大が危惧されている。現在は主に人力や機械 除草で駆除されているが、繁殖力が強いため、根絶の一 つの手段として非選択制除草剤による茎葉処理が考えら れる。一方、水際での除草剤使用に対しては水生生物 に対する影響が懸念されている。そこで本研究では、国 外でこれらの水陸両性植物の制御に実績のある非選択 性除草剤ダリホサ一トについて、水環境中での残留特性について2019年に行った研究結果を示す。