台場周辺海域における太陽光と塩分による不活化を考慮した糞便指標微生物の挙動解析

摘要

東京港沿岸域では都市河川から排出される合流式下水道雨 天時越流水(CSO)に起因する糞便汚染が問題となっている。また，当該水域を対象とした糞便汚染のモデル解析において，太 陽光と塩分による大腸菌の不活化効果の精緻化が課題となつている(中島ら，2017)。そこで本研究では，降雨後に採水調査を 実施して糞便汚染状況を把握するとともに，室内実験で5種類 の指標微生物の太陽光と塩分による不活化効果を調査した。