感動を共に創る空間としてのコンサートホールの音響設計と車室の音場

摘要

世界には数え切れないほどのホールがあるが，まったく同じ響きのホールは存在しない.そhなホール空間の中で一期一会の演奏が展開される.音楽などのパフォーマンスへ感動は多くの人が経験しているものと思う.感動は，そこで展開される演目などに対る聴衆の高関与状態と期待によって，強烈な感情の高掦が生じた結果であるという指摘がある.それゆえに，感動の程度は，個人差も大きく，経験やその時の心理状熊による影響を強く受ける.ホール音響設計者は，聴衆の期待以上の音が届くように，まに，演奏者が最高のパフォーマンスを発揮できるように，計画されるホールの与条件の中で最適解を求める努力をする.コンサートホールの響きの良し悪しは，聴き手にとっての心地よさだけではなく，音楽の送り手である演者のパフォーマンスにも強く影響する.また，響きや視覚を通した演者と観客のインタラクションが感動の深さを左右する.