運転実績データ分析に基づく熱源システムの最適運転支援手法に関する研究(第3報）負荷実績データを活用した時刻別熱負荷予測手法の検討

摘要

本報では、第一報で提示した負荷パターン分類を活用した簡易的な熱負荷予測手法を検討した結果以下の知見を得た。1) 翌日の熱負荷を予測する翌日熱負荷予測を検証した結果、7-9月の各月においては、熱負荷予測の誤差率は6.3〜6.5%程度であった。2) 予測該当日当日の熱負荷を予測する当日熱負荷予測手法を検証した結果、5-10月の各月において、熱負荷予測の誤差率は翌日熱負荷予測手法より高精度であることを確認した。予測手法として実運用するためには、更なる予測精度の向上が不可欠である。そこで今後は、予測に必要な因子を増やすことで日負荷量の予測精度の向上を図る予定である。