フジッボ付着期幼生の船底着生を水中青色LED光源で防ぐ基礎実験

摘要

パリ協定が2016年11月に発効し，21世紀後半には温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることが目標となった.単一市場である外航海運は，自社運航船の旗国に関わらず2030年までに燃費40%改善を目指す.LNG燃料船や電気推進システムの普及，了ンモニア燃料の利用などが考えられる.燃料消費の効率化は，船底の平滑度を持続させることと密接に連動している.生物毒性の強い船底防汚剤が多量に使用された時期があつたが，国際海事機関によって2008年9月に発効した国際条約によって，海洋での使用が禁止されている.