小麦転作田からの降雨時の農薬流出メ力二ズム

摘要

農地などから環境中に流出した農薬が周辺の環境や生態系に影響を及ぼす可能性があるため、農薬の流出量を把握することは重要なことである。多くの地域では水田の約1/3が転作して利用されているが、転作田からの農薬の流出を対象にした研究はほとhど行われていない。本研究では、琵琶湖流域の小麦転作田で降雨時に30分〜3時間ごとに採水を行い、排水中の濃度の時間変動や降水量と農薬流出量の関係について検討を行った。また降雨時に転作田の植物体の葉を伝い地面に落下した洗脱負荷量と排水路末端での流出負荷量の関係も検討した。