東京湾に生息する牡蠣体内中マイクロプラスチックの存在量調査

摘要

近年、マイクロプラスチック(MPs)が環境中に増加し、海洋環境において大きな問題になっている。MPsは河川や海域に拡散すると食物連鎖により水生生物に摂取、蓄積する可能性がある一方で、20年後にはMPsの量が現在の10倍以上になるという報告もされている。またMPsを生物が誤食してしまいMPsが胃に蓄積することで起きる物理的摂食障害と、プラスチック由来の化学物質が体内へ移行して起こる毒性などの悪影響も考えられる。