Mixture Touch:環境混合物を診るためのウェブプラットフォーム

摘要

拡大する環境汚染の歴史の中で、1970年に米国において大気汚染•水質保全の観点から、混合物を対象とした法規制が整備されてきた。日本、欧州、国際機関においても、同様の規制が導入されている。また、製品製造•輸出入の際に内容物の分類•ラベル表示が求められるようになってきている。しかし現状においても、印刷インク工場における複合暴露死亡事故、消費者製品からの抗菌剤拡散による死亡事故など顕在化事故事例があり、一般環境中での混合物への暴露によるヒトゃ生物への影響が懸念される。こうした顕在化していないリスクがある事も含めて考えると、化学物質総体としてのリスクを適切に把握•評価できる体制の確立は今後の重要課題と言える。そこで我々はその課題解決に向け、混合物を評価するためのウェブプラットフオーム(Mixture Touch)構築に着手した。