リアル脳と人工知能とロボットを融合させた新しいコミュニケーションスタイルの提案: 重度運動機能障がい者向けの脳波テレパシー装置を出発点として

摘要

以上、脳波 BMI が人工知能と結びつくことで、ハイブリッドBMI として高度化することができることを紹介した。近年、飛躍的に性能がアップしている人工知能は単にブームとして見過ごすことができない存在になっている。また、人工知能を搭載した「スマートロボット」もありがたい存在である。すでに我々はSoftbank 製Pepper を導入し、脳波制御によってメッセージ伝達やジェスチャー表出が行えるようにしているが、ハイブリッドBMI の開発においてもPepper 搭載のセンサー（カメラやマイク）と感情識別アプリ（表情や声色の解読）をシステムに取り込hでいる。