系統用蓄電池によるマルチユースサービスの事業性に係るフィージビリティスタディ

摘要

本検討を通じて、系統用蓄電池の現在の目標価格である2.3 万円/kWh 以上の価格帯でもマルチユースによって事業性が成立し、投資に値する可能性があることが分かった。一方で、本分析結果は需給調整市場の制度設計や各サービスのビジネスモデル（受益者、調達者、費用負担者の定義・関係性）に大きく左右されるため、これらの状況をフォローしつつ適宜分析結果のアップデートが必要である。