主成分分析と遺伝的プログラミングを用いた航空機概念設計における設計パラメータ間の関係解析

摘要

航空機概念設計では，設計要求を満たすように設計変数の値を決定し，必要に応じてイタレーションを行うことでさまざまなパラメータの値を決定していく[1]．その過程では，空気力学や構造力学といった複数の分野にわたるさまざまな要素が複雑に絡み合っているため，設計作業全体が複雑なものとなっている．どの設計変数が結果にどのような影響を与えているかが分かりづらくなっているため，設計作業の途中においてある設計変数の値を変更すると，最終的に設計される機体にどのような影響が生じるか予測することは難しい．