Cell ball 技術を用いたフローサイトメトリー法の開発

摘要

細胞接着が良好であるコラーゲン Type Ⅰを用いた粒子を作製し，粒子表面で神経細胞を1 細胞レベルで培養したNeuron ball 作製に成功した．また，作製したCell ball とマイクロ流路型セルソーターを用いて，目的細胞のみの回収およびソーティング後の再培養に成功した．接着細胞のフローサイトメトリーおよびソーティング技術としての応用が期待される．今後，機械的に細胞数と粒子の粒径を制御することで1 細胞レベルから数細胞レベルまでのCellball の作製が可能となると考えられる．96well プレートなどのマルチプレート解析に代わるハイスループット・低コスト解析技術として発展させたい．