集合住宅における省エネルギー行動と意識に関する研究その1既存マンション居住者に対するアンケート調查および電力消費調査の結果

摘要

既存マンション居住者に対するアンケート並びに電力消費量調査を実施した。主な結果を以下に示す。 1.一般的な省エネ行動の認知度は高い(平均92%)が、実行度にはばらつきが見られる。 2.実行度が低いのは、時間がかかる、あるいは複数の作業をこなさなければならないような行動である。 3.HEMS利用者は50%強であるが、満足度は高い。 4.省エネ意識や実行度、HEMS利用度が高いほど、エアコン電力消費は削減される傾向にある。 5.HEMS利用の効果は高いと考えられ、利用を促し、また、持続させる方策が求められる。 引続き、効果的な情報提供のあり方を検討したい。