電力平準化のためのEMS研究開発(第4報)各サブシステム制御の課題対応とEMSの平準化機能の拡充

摘要

検証二年目は、各サブシステムにおける初年度に見出した問題点の改善対策及び平準化のための新たな制御手法や運用方法の検討を行い、さらに多くの知見を得ることができた。年間の実績結果として、図-14に二年目の受電デマンド実績と初年度デマンド実績·二年目の平準化無効想定受電電力との比較(左図)と年間の受電電力消費量の比較(右図)を示す。図より、デマンド実績は初年度よりも32kW(ll％)、消費量で約13万kWh(8.6％)低減することができた。