高断熱木製サッシ開発に関する研究(第6報)4層ガラスを用いたサッシ全体の断熱性能評価

摘要

開口部の断熱性能を高める技術開発として、熱貫流率0.5[W/(m~2·K)]以下を目標値とするLow-E複層ガラス、ヒノキ、断熱材を用いた木製サッシの断熱性能評価をISO10077による簡易な表(方法1)、計算(方法2)，JISA4710による性能試験(方法3)の3方法より行った。方法1～3の順に3層ガラスの場合が0.90[W/(m~2·K)]、0.61[W/(m~2·K)]、0.58[W/(m~2·K)]だった。4層ガラスの場合が0.80[W/(m~2·K)]、0.49[W/(m~2·K)],0.58[W/(m~2·K)]だった。また、計算値の方が性能試験値より10～20[％]小さい傾向が見られた。