スマートウォッチから得られる脈波振幅値に関する検討

摘要

近年，スマートウォッチの利用方法として健康管理が注目されている.スマートウォッチのような日常的に装着が可能なデバイスは健康状態のモニタリングには効果的である.スマートウォッチでは生体情報である脈波から心拍数やストレス等の情報が利用者へ提示される.心拍数は，脈波のピークの間隔が心拍のピークであるR波の間隔と相関が高いことを利用することで計測される.ストレスも同様にこの間隔から求める方法がとられる.このように，実用化されているデバイスでは脈波のピークの間隔のみが利用されている.また，先行研究もこの間隔を利用した研究が主である.