電源ひずみを有する場合の零相電流Ior検出誤差に関する評価

摘要

本稿では，現行の地絡検出方式を述べ，電気冋路理論上，誤って適用されている実態を明らかにした。特に，現在，主流となっているIor方式の検出原理の問題点について明確にした。同時に，一般家庭用のインバータ機器の増加により，系統電圧がひずhでいる現状を模擬し，系統電圧のひずみを測定し，現状のべクトル演算を用いるIor方式で誤差が生じることを確認した。