低風速天井吹出し方式による病室の換気•空調設計に関する研究 (その2) 実験概要及びカーテンの有無が室内温度•汚染物濃度に及ぼす影響

摘要

本報では、低風速天井吹出しを導入した4床病室において、実験概要及びカーテン有無が室内温度♦汚染物濃度分布に及ぼす影響について検討した。室内鉛直濃度分布、汚染物の排気口への分配率から、カーテンを設置するとカーテン内濃度は上昇するケースが多いものの、汚染物の拡散を抑制することができ、汚染物濃度が完全混合濃度の約半分程度まで減少した点もあった。発生源直上の排気口への分配率が約10%〜20%上昇し、約半分以上のCO_2を排気できている。次報では、天井吹出口配置及び換気回数が室内温度•汚染物濃度分布に及ぼす影響について記す。