景観まちづくりにおける景観教育のあり方に関する研究:(その２)｢景観まちづくり学習｣における協働経緯および協働者

摘要

１．研究目的―前稿では、教育機関•地域住民•行政の三者の協働による景観まちづくり学習(以下｢景観学習｣)における指導者の存在が希求されるとともに、三者協働による景観教育に至った経緯や各協働者の役割を明示する必要性を述べた。そこで本稿では、地域特性に対する共通認識を形成し、景観まちづくりへ寄与する景観教育を導くために、その端緒となる教育機関･地域住民･行政等の協働による景観教育のシステムを明らかにすることを目的とする。