改正省エネルギー基準による民生家庭部門エネルギー消费削減効果の評価

摘要

平成25年1月、エネルギー使用の合理化に関する法律の告示が改正?公布され、住宅の省エネルギー基準について大幅な改正があった（以下、平成25年基準）。これまで住宅の省エネルギー基準は建物の外皮熱性能に関する基準のみであつたが、今回の改正で一次エネルギー消費量基準が追加されたことにより、ヒートポンプ給湯機やコージェネレーションシステム、太陽光発電システム、高効率ェアコンなど、基準適合において様々な技術的選択肢が得られるようになった。平成25年基準は、これら省ェネルギー技術の組み合わせを選択することで目標とする一次エネルギー消費量基準をクリアしようとするものであり、基準に適合する技術的選択肢が多数存在するため、省エネルギー効果の推計は非常に複雜となる。