運転実績データ分析に基づく熱源システムの最適運転支援手法に関する研究(第4報)運転支援手法の試行とその有効性の検証

摘要

建物のエネルギー消費では熱源システムが多くを占めており、その省エネルギー化、省CO2化、省コスト化は重要な課題である。そのためには、日々の熟負荷推移に応じて熱源システムを適切に運転することが不可欠である。そこで第1報1)及び第2報2)では、熱負荷推移に応じた省エネ最適運転、省CO2最適運転、省コスト最適運転(従量料金の低減、ピーク電力負荷の低減)の検討手法を提示した。また第3報3)では、熱源システムの運転支援の際に必要不可欠となる熱負荷予測手法を検討した。