外皮・躯体と設備·機器の総合エネルギーシミュレーションツール「BEST」の開発(その239)BEST事業マネジメントの『いままでとこれから』

摘要

わが国初の空調エネルギーシミュレーションプロダラムであるHASP/ACLD・ACSSは、空気調和·衛生工学会(SHASE)と建築設備技術者協会(JABMEE)にて1969年から15年かけて開発され、有償で公開されており、長年に亘り研究者や一部の設計者に活用されてきた。米国エネルギー省(DOE)から2001年に公開されたEnergy Plusが、無償でソフトを入手できることから世界中で利用されていた。これら長年のソフト活用の実績と世界の省エネソフト普及から、国土交通省はLCEMの開発を始めていた。