集中治療部の受入れ条件と種類:集中治療施設の運用と建築計画に関する研究 その1

摘要

今後の医療施設形態を考えたとき、急性期を担う病院とそれ以外に明確に区別されることは必至であり、急性期病院では、手術をはじめとする高度医療を提供しながら、一方で密度の高い看護を提供することにより、入院期間の短縮化を目指す必要がある。こうした目的を達成するために、集中治療部門の位置づけは従来とは異なる重要性を持ち、その運営については大きな変革がもたらされることが予想される。また同時に集中治療部門の規模の拡大、機能別グルーピングの充実の可能性など、ほにさまざまに示唆されている。