面外偏心載荷による木質接着パネルの耐力と変形に関する実験的研究その2　合板の歪み分布に関する検証

摘要

面外曲げを受ける木質接着パネルは、変形が進むにつれて、表面に接着している合板が座屈（せh断座屈を含む）現象が発生することが実験により確認できている。本報告では、この合板の座屈に着目し、材料（合板、芯材及び接着層）弾性範囲内での面外偏心載荷による木質接着パネルの歪み分布性状について検証を行う。せh断座屈を含む座屈を生じさせる弾性状態での歪み分布（主応力分布）の変化をとらえられた研究はまだ見当たらない。