劇場·ホールの客席数とプロセニアムの諸元に関する再考: 1961年以降に竣工した多目的ホールを対象として

摘要

本研究で明らかになつたことは下記の通りである。①プロセニアム開口は推奨値とは両対象とも大半のホールは客席数に対してプロセニアム開口が大きい。多目的ホール対象は全ホール対象に比べ、客席数が少なくプロセニアム開口が大きいホールが若干少ない。②プロセニアム奥行は推奨値よりも4〜6m狭い傾向にある。両対象ともほぼ同傾向だが、多目的ホール対象は客席数が少なくプロセニアム奥行が大きいホールが若干少ない。