マルチコアCPUにおけるOSの資源管理方式の研究

摘要

近年，マルチコアプロセッサはゲームなどの様々な機器に搭載されている.マルチコアプロセッサの性能を引き出すためには，システムソフトフェアの支援が必要不可欠である.本研究では，共有メモリ型マルチコアプロセッサを対象として，その性能を活かすためのプログラム実行基盤の実現を目指している.ホモジニアスなマルチコアプロセッサに対しては，専用OSを利用したコアの仮想化を行い，汎用OSに対してマルチスレツド実行環境として提供する.また，動的再構成可能プロセッサ対しては，汎用OS用のドライバを用いて実行管理を行うことで，汎用OS上で実行するプログラム上から動的再構成可能プロセッサを活用することを可能とする.