コンクリートの再振動締固めの実施工適用性に関する研究(その2) 壁状模擬試験体による再振動締固め効果等の確認実験結果

摘要

模擬壁を用いた本研究を通じて、以下の知見を得た。1)再振動には圧縮強度増進効果がある。ただし、構造物深さ方向に一様な効果を得るには、バイブレータを上下動させるなどの工夫が必要である。2)再振動による圧縮強度増進効果は、再振動時加振慣性力累計値の関数で表現され、この関係のもとに最適バイブレータ挿入間隔を決定できると考えられる。