スラブおよび直交梁付きRC立体柱•梁接合部の耐震性能に関する3次元FEM解析: その2 解析結果の検討

摘要

(1)層せh断力-層間変形角関係において，実験と比較して解析での最大耐力及び初期剛性が良い対応を示したが，大変形での耐力低下は実験と異なる履歴性状を示した。解析では履歴ループのスリップ性状の再現が不十分と考えられ，今後の再検討が必要である。(2)接合部せh断入力の大きいB17シリーズでは，梁曲げ降伏直後に接合部せh断破壊が生じたことが接合部内部応力分布の状況から分かる。