東京大学における空調用エネルギーの消費実態と雀エネ化に向けた提案その3　工学部1号館を対象とした冬季実測結果

摘要

本研究では、大学施設の熱源設備の運用改善による効果と実測過程で判明した問題点について考察した。特筆すべき点はこれらの削減効果をもたらしたのは、設備の無駄な部分を停止し、運転スケジュールを変更しただけという初期コストのかからない運用改善によって削減の効果が表れたことである。空謂設備の実測を行い、実態を把握することによって、少ないコストで熱源設備の省エネルギー化を実現できるケースがあることが分かった。