行動特性に着目したMR を利用した点検結果の入力支援システムの開発MR を利用した施設維持管理支援システムに関する研究 その4

摘要

前報では、既往研究で開発したMixed Reality 注1)（以下、MR）を利用した維持管理情報閲覧支援システム（以下、MRBIMS）の閲覧操作に関する機能の改善を行った。しかし、巡回・点検等を行う現場（以下、作業現場）では、部材・機器の基本情報（以下、属性情報）や点検履歴の閲覧だけでなく、点検結果の入力を行う必要がある。作業現場では手の保護のためグローブを着用するが、タブレットなどの端末を利用した場合、タッチペンで入力する必要があるため、操作性に優れているとは言えない。また、膨大な数の中から点検結果を入力したい部材・機器をタブレットなどで選択することは手間を要する。