利用者が求める大学キャンパスの居場所における空間と行為の関係性に関する研究: 大学キャンパス計画におけるオンラインワークショップを通して その2

摘要

WS 参加者が求める居場所の価値を構成する，空間や行為の効果のクラスターについて，その特徴を確認した。空間の効果から成る＜B：入りやすい，惹き込まれる＞や＜H：自宅のような落ち着きがある＞により中心的に支えられる価値は少なかったが，＜E：多様な賑わい感がある＞など活動的な様子を演出する空間の効果は単独でも価値を下支えする様子がみられた。また,行為の効果から成る＜G：様々な世代が集うことができる＞により中心的に支えられる価値は少なかった。