木材ライフサイクルにおける環境負荷の支配的要因分析全国および広島県を対象とした産業・消費ベースでの検討

摘要

本報告では全国と広島県を対象に森林資源の建築分野とその他分野での生産活動及び消費活動についてLCA を実施し、保護対象の支配的要因と再造林率の影響を分析した。森林資源全体については、生産活動では全体の3～7 割弱強を、消費活動では4 割強～5 割弱を建築利用が占めていることが示唆された。建築分野については、生産活動、消費活動ともに一次生産が9 割程度を占め、生産では9 割強を丸太が、消費では8 割程度を建築製材が占め、これらは再造林率を向上させれば削減できること数値的に示した。