新庁舎建築における環境性能目標及び環境配慮手法現代日本の新庁舎建築における環境配慮および環境性能　その２

摘要

本研究では、資料調査とアンケート調査を行うことにより、新庁舎建築の環境配慮性能目標、環境配慮手法及び、計画時と実態の差異を調査し、以下を明らかにした。調査対象庁舎では、大多数で建築、設備、エネルギー面で複数の環境配慮手法の導入がみられ、特に高気密・高断熱、日射遮蔽、自然エネルギー利用に配慮されていた。環境性能目標を活用した庁舎は、少数であったが、消費エネルギーの小さい庁舎では多くみられた。また、変遷については計画時より導入予定項目数の変わらない庁舎が多かった。