回転粘度計を用いたセメントペーストのせh断履歴測定に基づくチクソトロピー評価に関する実験的研究(その2 流動曲線および破壊面積に関する考察)

摘要

本研究では，回転粘度計により測定したせh断履歴を基にセメントペーストの流動曲線を求め，二つの流動曲線で囲まれた破壊面積からチクソトロピーを評価した。その結果，体積分率が高く，流動性が低い調合ほど高チクソトロピー性を示し，分散剤の化学構造が影響する可能性が示唆された。さらにチクソトロピー性は，二重円筒よりも十字羽根回転粘度計による測定で顕在化した。