熊本県合併市町村における庁舎建築の研究: 氷川町庁舎を事例として

摘要

熊本県内では平成の大合併により17件の合併が行われている。一般的な庁舍方式に分類すると本庁方式は9件、分庁方式は3件、総合支所方式は5件である。調査対象地とする水川町は農業主体の竜北町と商業主体の宫原町による2町の合併である。本庁方式を採用する市町村において町の特色が合併後の庁舎•組織変還に影響をおよぼしていることに注目して調査•分析を行うものである。