町家と町並みを活用したィベント型伝行事によるまちづくりの研究: ィベント型ひな祭りの空間利用

摘要

平成10年以降、歴史的ストックを舞台にした町並み回遊型のイベント型のひなまつりが全国的に急增している。ィべント型のひなまつりは、手作り(雛)や小物の(雛)人形でも参加でき、店先あるいは玄閱先や住宅の外郎空間での展示も可能であるという手軽さが、住民参加型のイベントとなりやすい性質を持っていると考えられる。通りから見る展示や玄関先での展示は、住民が気軽にまちづくりイベントに参加できる反面、見物客が住民と交流する機会が薄くなる可能性がある。