和歌山県龍神村の龍•五百瀬における河川沿い集落景観の特色

摘要

紀伊半島中部山岳地帯に位置する龍神村は、村內の95%が山林を占める中山間地域で、蛇行した日高川に沿つて小規模集落が点在する。そのなかで本研究では、古くからの河川と集落とのつながりを調査するため、河川の蛇行部分が連続し、また、古い民家が現存する伝統的な集落ということから湯ノ又、広井原地区を調査対象とした。