小千谷市内の学校建物での地震観測による有効入力動の検討(その3)微小地震動における建物特性•基礎入力動の検討

摘要

微小地震動の多点同時観測データの検討により、当該敷地へ到達する微小地震動は、振動数1~4Hz範囲では振幅と位相は場所に依存せずに同程度であると考えることができた。なおスぺクトル形状等は、S波主要動部分を取り出すウィンドウ形状の影饗も受けるため、不確定性を低減させるには複数地震記録を用いて平均化するなどの工夫が必要と思われる。