異形鉄筋を含hだ髙強度コンクリートコアの力学的特性に関する検討: その4 異形鉄筋の容積および径の違いがコア強度に及ぼす影響

摘要

本実験から得られた知見を以下に示す。(1)異形鉄筋を含hだ供試体のコア強度は、一定以上の鉄筋量が含まれる場合に、同じ異形鉄筋を含hだ供試体でも鉄筋の位置がコア強度に影響を及ぼすと考えられる。また、D13およびD19とも水セメント比が大きい場合には、供試体に含まれる異形鉄筋の容積比の増大に伴いコア強度が概ね比例して低下した。(2)供試体のコア強度は、標準養生供試体に比べ、水セメント比が55％および45％では、異形鉄筋の容積比が同程度の範囲内にあっても、標準養生供試体または無筋供試体に比べてシングル配筋のコア強度の低下が著しい。