仮設シートの局部風力に及ぼすステップ関数的突風の影響に関する風洞実験

摘要

強風下における仮設足場骨組の倒壊事故は,台風時よりも冬季などの季節風期に多いことが知られている。台風接近時には，マスコミ等を通じて3日前に台風情報が流され，建設現場では，仮設シートの養生などによる仮設足場への負担軽滅ゃ飛散物の防止などの強風対策が早めに実行できる環境にある。しかしながら，前線通過などによる突然の突風発生に対しては，事前の強風対策の実施が困難な場合が多い。