ラス下地モルタル塗り工法に関する調査研究その3　通気工法の破壊状況と評価方法の提案

摘要

開口部のあるモルタル壁の強度及び破壊性状は、その仕様により著しく異なった。リブラスを使用した通気工法も、直張りと同等の強度性能が確保されており、ひび割れや剥離•剥落しにくい壁である事が明らかとなった。外装材の適切な設計•施工をするには、上記のような技術資料を整備するとともに、新たに開発された外装材を横並びに評価できる試験方法や評価システム、クライテリアを構築することが、信頼性、安全性の上で急務と思われる。