敷地境界線の相対化による高層住宅設計手法の評価: 敷地境界線の相対化による京都市都心部の高層住宅設計手法 その2

摘要

本稿では、敷地境界線の相対化の原理を用いて、高層住宅設計手法を作成して、それぞれの相対的な利点と課題を明らかにした。その結果、通りからの見え方を重視した設計手法が必ずしも街区の居住環境を向上させるわけではないことや、南北方向の空地(路地)を設けることが、低層住宅を街区内の居住環境環境を向上させることを確認した。