園児の通園の現状と通園時の送迎者の意識: 園児の通圃路環境における教育的意義に関する研究　その1

摘要

①送迎者が勤め人であると、送迎者人数が一人以上となり、送迎者の続柄が多様化し、通園時間が短く、自宅から近い園に通園する傾向が見られる。②2園共に自宅から園までの距離が1km以上、通園時間が30分以とから徒歩通園はされなくなる。自宅から園までの距離が1km未満であっても、最も多い通園手段は自転車であり、徒歩通園はあまりされていないことが現状となっている。③3歳児を通園させている送迎者は、通園環境の看板ゃ標識などのサインに対して、学びの要素となることへの意識が他の年齡に比べ高い。④周辺立地環境が市街地的であるA園では、乗り物に対する危険を最も意識する人の割合が高い。また、通園手段が徒歩であると園児と話しながら通園することを最も意識する人の割合が他の通園手段に比べ高い。