戸建住宅における外壁改修経験の有無に影響を与える要因の分析

摘要

本研究では東京都の2つの市街地において，外壁改修経験の有無を建設年、外壁種類、隣棟間隔の観点から分祈した。隣棟間隔の大小は外壁改修に直接の影響を与えていないことが明らかとなった。また、未改修の建物の多くは建設後15年以内である事が明らかとなり、改修時期をまだ迎えていないものであると言える。今後は、居住者の意識と改修経験の関係を詳細に分析することで、本研究の結果と併せて外壁改修が行われるメカニズムを総合的に明らかにしたい。