ュニット単位別にみた従来型特別養護老人ホームの空間構成とュニット境界

摘要

本稿では、ユニットケアを実施しており、平面プランを入手できた195施設をユニット単位別に分類し、ュニット化に伴う空間構成の現状を検討した。その結果を以下に示す。①ュニット単位で空間構成を検討した結果，直線型が314ユニット(45%)と最も多く、次いで複雑型が189ュニット(27%)と多い。②直線型は職員配置が少なく、複雑型はュニット人数が多く、分散型はリビング、食事空間は「他ユニットと共有」が最も多く、ホール型はユニット人数が少なく、個室率が高いなど、それぞれのュニットル類型別に、特徴があることが明らかとなった。③ュニット境界については、全ュニッ卜の4分の3が何らかの形でュニット間の仕切りを設置し、「ついたて」が最も多い。