空間構造と空間利用の関係から見た「通り」の持続可能性について東京最都心部における「通り」の空間構造と空間利用に関する研究 その2

摘要

以下の2点の知見が得られた。 ①「通り」は一次構造と二次構造の単純な空間を重ねることで、複雑で多様な空間を持つことを可能とし、都市の生活環境を豊かにする空間の質を得ていた。 ②「通り」の更新は、空間利用からまちの歴史や文化などを読み、建築再生のメカニズムに組み込むことで、まち再生へとつながる仕組みとなる。 ③「通り」再生につながる建築再生は、まちの実情にあつた都市再生の手法であり、まちの原型を捉え、アイデンティフアイしていく可能性があるものと考える。