1999年台湾集集地震を事例とした復興過程構造化の試み

摘要

本稿では1999年台湾集集地震により被災した集集鎮での復興事例に基づき，復興事象の構造化を試みた.そして一連の復興過程の中でのリサーチ•クエスチョンを抽出し，各段階での復興研究の視点を提案した.ここで提案した考えは，都市計面学会および建築学会等で交わされた復興調査に関する議論と集集での事例調査から生まれたものである.今後，復興調査の方法論を確立していくためには，更に検討していく必要がある.