東京における雲の特性と日射の直散分離精度向上の可能性に関する検討

摘要

地上に届く太陽エネルギー量に最も大きく影響を及ぼすものが雲(大気中の水滴や氷晶)の存在である。本報では天気や季節の移り変わりにより大きく変化する雲の形態を、気象台観測データを用いてその出現特性を明らかにするとともに、既往の直散分離式の精度が雲の形態とどのように関連し、また雲の形態を考慮することにより直散分離精度の向上が可能であるかを検討する。