都市における夜間眺望景観の景観認識に関する研究　その2: 夜景エレメントによる景観の類型化

摘要

今日、超高層建築が世界的に普及し都市の眺望景観は人々の身近なものになりつつあり、また一方で夜景を都市観光資源として活用していく方向が摸索されている。こうした公共性の高い夜間眺望景観を従*の機能•安全•経済性優先の照明計画だけでなく美的演出も視野に入れ、総合的に計画していく必要があると考えられる。本研究をそうした計画づくりのための基礎的研究と位置づけ、本稿では前稿(その1)で抽出した8つの夜景エレメントを用いて実際の夜間景観を評価し類型化することで、夜景エレメントの配分と景観との関係を明らかにすることを目的とする。